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「企業の倒産」
毎日のように、起きうるできごとです、リーマンショックの後や、東日本大震災後、そしてコロナ禍と。
「資金繰りの破綻」で会社をたたむ事態は、多く発生しています。

経営者のお金に対する認識が、明暗を分けます

違法行為による破綻、「産地偽装」「製造日偽装」「脱税」等、また、「放漫経営」「社員の横領」「投資失敗」「事業計画の失敗」等、破綻の原因は様々です。
「お金の流れ」、これを常に把握しておくことが、社長の大きな仕事です。

社長失格

中小企業の社長さんは、「エースで4番」です。その業務は多岐に渡ります。
製造現場にたち、商品の品質のチェックを1つ1つ細かく行い、時には、取引先への納品のハンドルを握ることもあるでしょう。
新規顧客獲得の為に、毎日のように東奔西走する。
サービスの現場で先頭にたって、現場を切り盛りする。
素晴らしい企業理念のもと、人材育成にも力をいれ、後継者育成にも余念がない。
まさにスーパーマンの如き活躍。

 

ですが、お金に無頓着。
無頓着は言い過ぎにしても、資金繰りを他人任せにして、気が付いた時には、資金ショートの現実がもう目の前。そのまま、破綻という流れに乗せてしまったならば、やはり、「社長失格」と言わざるを得ません。

 

社長のなすべき業務は確かに多岐にわたります。
それら、多くの業務の中には企業の成長とともに、管理職である従業に責任を持たせて任せることもできます。
でも、社長にしか出来ないことがあります、それが「資金繰り」です。

 

毎日の出納や管理表の作成は、経理部署を設置すれば問題は解決できるかもしれません。
しかし、資金調達が必要になったり、支払の先延ばしをお願いする為に取引先の社長のもとに行くというような、企業の危機回避のための資金繰りを従業員に任せることができるでしょうか?
これは、もう社長にしかできない業務であると言えます。

 

考えてみてください、
「会社がつぶれて、一番困るのが誰か」
を、そこで働く従業員でしょうか?
融資を回収できなくなる金融機関でしょうか?
数ある取引先ですか?
確かに彼らは困るかもしれません、でも、本当に一番困るのは誰かと言えば、
他でもない社長自身ではありませんか?
会社のことを誰よりも考え、会社の行く末を誰よりも心配しているのは、社長自身です。

 

「会社のお金を回す」
社長の最大の使命は、これです。そのことを忘れてしまっては、
社長失格の烙印を押されてしまいます。

 

儲かっていても、会社が傾くわけ

 

 

 

 

 

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